Acerが約5年ぶりにスマートフォン市場へ復帰することが明らかになりました。今回の再参入は、インド市場向けのエントリーモデル2機種で、同社の家電ブランド「Acerpure」の名義で販売される予定です。
正式な発表はまだ行われていませんが、リーク情報によって「Acerone Liquid S162E4」と「Acerone Liquid S272E4」の詳細なスペックやデザインが判明しています。Acerのスマートフォンに詳しい方であれば、「Liquid」という名称が過去のモデルにも使われていたことをご存じかもしれません。たとえば、2016年に発売された「Liquid X2」は、3枚のSIMカードを同時に利用できるという特徴を持っていました。
Acerone Liquid S162E4の主な仕様
「Liquid S162E4」は、6.5インチのHD+解像度LCDディスプレイを搭載し、Corning Gorilla Glass 5で保護されています。リフレッシュレートについての記載はなく、おそらく60Hzと考えられます。
プロセッサには2018年に登場したMediaTek Helio P35を採用し、メモリは4GB RAM、ストレージは64GBとなっています。
カメラは16MPのメインカメラと0.08MPの補助カメラを搭載。フロントカメラは5MPで、ビデオ通話やセルフィーに対応します。OSはAndroid 14を標準搭載し、バッテリー容量は5,000mAhです。本体の重量は179gで、サイズは165.4×76.9×8.95mmとなっています。
Acerone Liquid S272E4の主な仕様
一方、「Liquid S272E4」は6.7インチのHD+ LCDディスプレイを採用し、こちらもGorilla Glass 5で保護されています。
プロセッサはMediaTek Helio G36を搭載し、メモリやストレージ構成はS162E4と同様に4GB RAM、64GBストレージとなっています。
カメラは20MPのメインカメラと0.3MPの補助カメラを搭載し、フロントカメラは5MPです。バッテリーは5,000mAhで、OSはAndroid 14を標準搭載しています。本体の重量は200gで、サイズは171×78.6×8.9mmです。
デザインとカラーバリエーション
リークされたレンダリング画像によると、両機種ともに水滴型ノッチ(ウォータードロップノッチ)を採用し、ディスプレイの下部には比較的厚めのベゼルがあります。「Liquid S162E4」はライトブルー、「Liquid S272E4」はダークブルーのカラーバリエーションが用意されています。
インド市場向けの低価格モデル、グローバル展開は未定
今回のAcerのスマートフォンは、価格を抑えたエントリーモデルであり、性能面では目立った特徴は少ないものの、手頃な価格帯で提供されることが予想されます。現在のところ、インド市場向けに展開予定であり、グローバル市場での販売については未定となっています。
Acerのスマートフォン事業復活の第一歩となるこの2機種が、市場でどのように評価されるのか注目されます。
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