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Appleの最新モデル「iPhone 16 Pro Max」が、Samsung Galaxy S25 Ultraとのゲーム性能比較で注目を集めています。Snapdragon 8 Eliteを搭載したGalaxy S25 Ultraは、GPUベンチマークではiPhoneを圧倒する結果を見せましたが、実際のゲームプレイでは状況が異なるようです。
今回は、Dame Techによる具体的なゲームタイトルごとの比較データをもとに、その実力差を見ていきましょう。
ベンチマークはGalaxy有利、実ゲームではiPhone優勢
以前のベンチマークテスト「3DMark Steel Nomad」の結果では、Galaxy S25 Ultraに搭載されるSnapdragon 8 Eliteが2600ポイントを記録し、iPhone 16 Pro Maxの2100ポイントを大きく上回りました。
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しかし、実際のゲームプレイではiPhoneが効率性や熱処理で優位に立っています。
特にDame Techの検証によれば、Galaxy S25 Ultraは大型冷却システムを備えながらも、iPhone 16 Pro Maxの方が発熱が少なく、より高いフレームレートで快適にゲームをプレイできるとの結果が出ています。
具体的なゲーム比較:iPhoneが高フレームレートを実現
Genshin Impact(原神)
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- iPhone 16 Pro Max:平均95.2 FPS、消費電力6.3W、温度41℃
- Galaxy S25 Ultra:平均59.9 FPS、消費電力5.9W、温度43℃
iPhoneはGalaxyの制限を超え、60FPSを超える高フレームレートでプレイが可能です。それにも関わらず、消費電力はわずか0.4Wの差で、発熱もiPhoneの方が低いという結果でした。
Wuthering Waves
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このゲームでは、両モデルとも60FPSに制限されていますが、消費電力の面でiPhoneが再び勝利しています。
- iPhone 16 Pro Max:5.4W(1705 x 786解像度)
- Galaxy S25 Ultra:7.2W
さらに、両モデルとも1% lows(フレームレートが最も低下する瞬間の値)が51FPSでしたが、RedMagic 10 Proは59FPSを維持したものの、消費電力は9.1Wと高めです。
Honkai: Star Rail 3やZenless Zone ZeroでもiPhoneが圧倒
Zenless Zone Zeroでは、iPhone 16 Pro Maxは97.5 FPSでプレイ可能。一方のGalaxy S25 Ultraは59 FPSに制限され、電力消費はiPhoneよりも高い6.5Wに達しています。
また、Honkai: Star Rail 3ではiPhoneが104.6 FPS、消費電力6.3Wという優れたパフォーマンスを発揮。Galaxy S25 Ultraは59.2 FPS、消費電力5.6Wにとどまりましたが、1% lowsは30 FPSまで低下しています。これに対し、iPhoneは64 FPSを維持しており、安定したプレイが可能です。
まとめ:ゲーム性能はiPhoneが効率性でリード
総合的に見て、iPhone 16 Pro Maxは消費電力と発熱の少なさで優位に立っています。Galaxy S25 Ultraも高性能なGPUを備えていますが、ソフトウェアの制限や熱処理の違いがパフォーマンスに影響を与えているようです。
もしゲームプレイ時の快適さやバッテリー効率を重視するなら、iPhone 16 Pro Maxが有力な選択肢となりそうです。
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