
Motorolaが次に投入を予定している新型スマートフォン「Moto G56」に関する情報が、中国のSNSなどを通じて大規模にリークされました。これまで一部の公式画像が出回っていましたが、今回のリークでは本体デザインの詳細に加え、カラーバリエーション、搭載スペックもほぼ判明した形です。
シンプルながら存在感あるデザイン、選べる4色のPantone認証カラー
今回のリークでは、Moto G56の高精細なレンダリング画像が複数公開されており、端末の全体像が明らかになりました。カラーバリエーションは「グレイミスト」「ディル(緑)」「ダズリングブルー」「ブラックオイスター」の全4色で、いずれもPantone(パントン)の認証を受けた洗練されたトーンが特徴です。

デザインはシンプルで実用的。右側面に音量ボタンと電源ボタン、左側面にSIMカードトレイを配置。下部にはUSB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック、マイク、スピーカーグリルを備え、上部にもマイクを搭載。Dolby Atmosのロゴも確認でき、立体音響に対応していることがわかります。

背面には左上に大きなスクエア型のカメラモジュールがあり、存在感のある仕上がりです。

50MPカメラやDimensity 7060搭載、コスパ重視ながらもスペックは充実
注目の内部スペックもかなり明らかになってきました。プロセッサにはMediaTek製の「Dimensity 7060」を採用。RAMは4GBまたは8GB、ストレージは128GB、256GB、512GBの3種類が用意される見込みです。
カメラ構成は、メインにSony製50MPセンサー(LYT-600)を搭載。加えて8MPの超広角カメラと、用途不明の第3のセンサーを備えています。前面には32MPのフロントカメラも備えており、自撮りやビデオ通話でも高画質が期待できます。
ディスプレイは6.72インチのLCDで、解像度はフルHD+(2,400×1,080ピクセル)。リフレッシュレートは120Hzと、滑らかさにも配慮された仕様です。防塵・防水性能も備えており、IP68とIP69の両規格に対応するとの情報があります。
さらに、バッテリー容量は5,200mAhと大容量で、33Wの急速充電にも対応。日常使いはもちろん、動画視聴やゲームプレイなど、長時間の利用にも安心です。
手頃な価格帯でシリーズ強化へ。正式発表は間もなくか
Moto G56は、MotorolaのGシリーズにおける中価格帯モデルとして位置付けられており、高性能と価格のバランスを重視した1台になりそうです。加えて、同時期に「Moto G86」や、来年モデルとして「Moto G 2026」「Moto G Power 2026」なども登場が予定されていると報じられており、今後のラインアップ拡充にも注目が集まります。
すでにここまで詳細な情報が出回っていることから、正式発表もそう遠くはなさそうです。コストパフォーマンスに優れた端末を求めるユーザーにとって、見逃せない選択肢となるかもしれません。