Realme GT 8 Pro、モジュール式カメラを採用した新デザインを正式発表 — 着脱式ユニットで外観カスタマイズが可能に


リアルミー(Realme)は10月21日に中国で「GT 8」シリーズを発表予定ですが、それに先駆けて最上位モデル「Realme GT 8 Pro」のデザインと主要スペックが公式に公開されました。同社がこれまでにないアプローチとして打ち出すのは、“モジュール式カメラデザイン”という新しいスマートフォンの形です。


着脱可能なカメラモジュールを採用

GT 8 Proでは、背面カメラユニットを物理的に着脱できる構造を採用。2本のトルクスネジと磁気コネクタによって固定されており、ユーザー自身がユニットを取り外して別の形状や素材のモジュールに交換できるようになっています。形はスクエア型、ラウンド型、そして“ロボット風”の3種類が用意されており、デザインを自分好みにカスタマイズできるのが最大の特徴です。

この仕組みは、従来のスマートフォンではほとんど見られなかった“機械的モジュール構造”であり、リアルミーが一般市場向けスマホに導入するのは初の試みです。


背面素材とカラーバリエーション

カラーはホワイト、ブルー、グリーンの3色展開。ブルーとグリーンモデルの背面には、再生紙のような質感を持つヴィーガンレザー調素材が採用されています。この素材は耐摩耗性と耐腐食性にも優れており、環境への配慮と実用性を両立した仕上がりとなっています。


ディスプレイと性能

GT 8 Proは、7,000ニットのピーク輝度を誇る2K解像度・144Hz駆動のOLEDディスプレイを搭載。超音波式指紋センサーも内蔵されています。
チップセットには最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用し、16GB RAMと7,000mAhの大容量バッテリーを組み合わせ。充電は120Wの有線と50Wのワイヤレスの両方に対応します。


カメラ性能

カメラは50メガピクセルのRicoh GR認証メインセンサーを中心に、超広角レンズ、200メガピクセルのペリスコープ望遠カメラを搭載。プロ向けの描写力と高倍率ズームの両立を狙った構成となっています。


ソフトウェアと発売時期

OSはAndroid 16をベースとするRealme UI 7を採用。GT 8シリーズのもう一つのモデル「GT 8」も同じSnapdragon 8 Eliteチップを搭載し、シリーズ全体でハイエンド体験を打ち出します。

GT 8 Proは、中国市場での発表後、インドをはじめとするグローバル展開も予定されています。現地メディアによると、インドでは11月11日の発売が有力視されています。


GT 8 Proは、OnePlus 16、iQOO 15、Redmi K90 Pro Maxといった同クラスのフラッグシップと直接競合する見込みです。リアルミーらしい挑戦的なデザインと、最先端のスペックを兼ね備えたGT 8 Proが、どこまでユーザーの心をつかむか注目されます。

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