
サムスンは現地時間7月9日に開催される「Galaxy Unpacked」で、次世代の折りたたみスマートフォンを正式発表する予定です。その発表を目前に控え、Galaxy Z Fold 7に続き、Galaxy Z Flip 7および廉価モデルのGalaxy Z Flip 7 FEのバッテリー持続時間や詳細な仕様が明らかになりました。
信頼筋から入手したEUラベル情報とスペックシートにより、3機種のバッテリー性能や修理しやすさなどの詳細が判明しています。
Galaxy Z Flip 7:42時間以上の駆動時間を確保

Galaxy Z Flip 7には定格4,174mAhのバッテリーが搭載され、1回のフル充電で最大42時間4分の使用が可能とされています。また、このバッテリーは2,000回の充電サイクル後でも容量の80%を維持できる設計になっており、長期間にわたって安定したバッテリー性能が期待できます。
Galaxy Z Flip 7 FE:価格重視モデルながら健闘

より手ごろな価格が予想されるGalaxy Z Flip 7 FEは、3,887mAhのバッテリーを搭載し、最大で37時間の連続使用が可能です。こちらもバッテリー寿命に配慮されており、1,700回の充電サイクルまで80%のバッテリー健康状態を維持できるとされています。
Galaxy Z Fold 7:大画面モデルは40時間超の駆動を実現

すでにスペック情報がリークされているGalaxy Z Fold 7は、4,272mAhのバッテリーを備え、最大40時間28分の連続使用が可能とされています。こちらもFlip 7と同様に、2,000回の充電で80%のバッテリー性能を保つ設計です。

EU基準ラベルに見る修理性と防水性
EU圏では、スマートフォンの修理のしやすさや防水・防塵性能などの情報を明記する義務があります。今回の情報によると、Galaxy Z Flip 7およびFlip 7 FEの両モデルにはIP48の防塵防水性能が与えられており、修理容易性については「C」評価(リペアビリティスコア2.96)となっています。

また、両モデルともバッテリーのユーザー交換が可能と記載されており、修理やメンテナンスのしやすさにも配慮された設計がなされているようです。
今後の正式発表で価格や販売地域の詳細も明かされると見られており、特にFlip 7 FEがどこまで価格を抑えつつ実用性を確保できるかが注目されます。折りたたみスマートフォンの選択肢がさらに広がることになりそうです。