
Samsungの次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold7」が、米国の通信認証機関FCCを通過しました。これにより、同端末の主要仕様の一部が正式に明らかとなり、中でも注目すべきは搭載チップセットの確定です。
グローバルモデルにSnapdragon 8 Elite搭載が確定
今回FCC認証を受けたのは、モデル番号「SM-F966B」。Samsungの命名規則から、この「B」付きモデルはグローバル市場向けであることが分かります。そして、このモデルにはQualcommの最新チップセット「Snapdragon 8 Elite」が搭載されていることが確認されました。

これにより、従来のリーク情報どおり、Galaxy Z Fold7は世界の大半の地域でSnapdragon 8 Eliteを採用する見込みです。
なお、同時発表が予想されるGalaxy Z Flip7については、Samsungが開発を続けてきたExynos 2500を搭載する可能性があると報じられていますが、市場によって展開が異なる可能性が高く、詳細はまだ不透明です。
通信規格・主要機能も判明

FCCの認証情報からは、Fold7の対応通信・充電機能も判明しています。以下の規格に対応する予定です。
- 5G通信
- Wi-Fi 7
- UWB(超広帯域通信)
- ワイヤレス充電
- リバースワイヤレス充電
高性能な通信・電力周りの機能が充実しており、ハイエンド端末として期待に応える仕様となっています。
ディスプレイやカメラ構成も充実
過去のリーク情報を総合すると、Galaxy Z Fold7のハードウェア構成は以下の通りとされています:
- 8.2インチの折りたたみ式AMOLEDディスプレイ(120Hzリフレッシュレート)
- 6.5インチのFHD+ AMOLEDカバーディスプレイ(同じく120Hz対応)
- リアカメラ構成:200MP(広角)+12MP(超広角)+10MP(望遠・3倍光学ズーム)
- インナーディスプレイ側:4MPの画面内蔵セルフィーカメラ
- カバーディスプレイ側:10MPのパンチホール型セルフィーカメラ
- バッテリー容量:4,400mAh
- ソフトウェア:Android 16+One UI 8
特に200MPのメインカメラは、前モデルからの大きな進化点であり、SamsungがZ Foldシリーズでもカメラ性能を強化してきたことが伺えます。
7月にニューヨークで正式発表か
Galaxy Z Fold7は、Z Flip7および廉価版とされるFlip7 FEとともに、7月上旬から中旬にかけてニューヨークで開催されるSamsungの発表イベントでお披露目される見込みです。Snapdragon 8 Eliteの採用、高いリフレッシュレートを備えた大画面、ハイエンドなカメラ構成など、Fold7はフォルダブル市場におけるSamsungの技術力を再び示す1台となりそうです。
今後の正式発表に向けて、さらなる情報が明らかになることに期待が高まります。