MediaTek、Dimensity Developer Conference 2025を正式発表—新型「Dimensity 9400+」が登場か

4月11日に深センで開催、次世代5Gチップが発表へ

台湾の半導体メーカーMediaTekが、今年の「Dimensity Developer Conference 2025(MDDC 2025)」を正式に発表しました。イベントは2025年4月11日に中国・深センで開催され、テーマは「AI on the Chip, Unlimited Applications(チップ上のAI、無限のアプリケーション)」と掲げられています。

今回のカンファレンスでは、新世代のフラッグシップ5Gチップセットをはじめ、Dimensityシリーズの最新プロダクトや開発者向けソリューションが公開される見込みです。また、MediaTekは世界中の開発者と連携し、モバイルアプリのエコシステムを構築する計画も進めています。

「Dimensity 9400+」の詳細とは?

今回のイベントで発表される可能性が高いのは、MediaTekの最新フラッグシップチップ「Dimensity 9400+」です。

昨年10月に発表された「Dimensity 9400」は、オールビッグコア構成を採用し、以下のようなスペックを備えていました。

  • Cortex X925コア(3.62GHz) × 1
  • Cortex X4コア(3.3GHz) × 3
  • Cortex A720コア(2.4GHz) × 4

「Dimensity 9400+」は、このクロック周波数を向上させた改良版と見られ、Cortex X925コアが3.7GHzに強化される可能性があります。

主要ブランドの次期モデルにも搭載か

最新のリークによると、「Dimensity 9400+」を搭載したスマートフォンがOPPO、Vivo、iQOO、Realme、OnePlus、Xiaomiなどのブランドから登場する予定です。具体的なモデルとしては以下が挙げられています。

  • OPPO Find X8S / X8S+(4月発表予定)
  • Vivo X200S(4月発表予定)
  • iQOO Neo 10S Pro
  • Realme Neo 7 Pro
  • OnePlus Ace 5S
  • Xiaomi 15T Pro / Redmi K80 Ultra

これらのモデルの正式発表も、MDDC 2025の開催と同時期になる可能性が高く、業界の注目を集めています。

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