MediaTek、新型SoC「Kompanio Ultra」でChromebookの性能を大幅強化へ

ChromebookにAI時代の革新を

低消費電力で動作することで知られるChromebookですが、その性能が飛躍的に向上するかもしれません。半導体メーカーのMediaTekは、新たなAI特化型SoC「Kompanio Ultra」を発表しました。この新チップは、最新の3nmプロセスで製造され、今後登場するChromebookに大幅なパフォーマンス向上をもたらすと期待されています。

ハイエンドChromebookの可能性

MediaTekは、Kompanio Ultraを「Chromebook市場における最高峰のSoC」と位置づけています。現時点では、この新チップを搭載した具体的なモデルの発表はないものの、今後のChromebook Plusシリーズに採用されることが示唆されています。

圧倒的な処理能力と省電力性能

Kompanio Ultraの最大の特徴は、8つのArm Cortex-X925コアを備えた「オールビッグコア」構造を採用している点です。従来の小型コアを排したことで、競合製品と比較して最大18%の性能向上を実現しながら、消費電力を半分に抑えることに成功しています。この省電力性能は、バッテリー駆動時間が求められるChromebookにとって大きなメリットとなるでしょう。

Google Geminiとの連携強化

AI技術の進化に伴い、ChromebookにおけるAI活用の重要性が増しています。Kompanio Ultraには第8世代NPU(Neural Processing Unit)が搭載され、50TOPS(毎秒50兆回の演算)のAI処理能力を発揮。Googleの最新AI「Gemini」との連携がスムーズに行われる設計となっています。すでにGoogleはChromebook上でGoogleアシスタントの役割をGeminiに置き換え始めており、今後のAI活用に最適なチップとなるでしょう。

ゲームや高解像度ディスプレイにも対応

Chromebookは一般的に軽量な作業向けのデバイスですが、Kompanio Ultraはゲームやマルチメディア機能にも力を入れています。60fpsでのAndroidゲームプレイを可能にし、最大2台の4K外部ディスプレイに対応。また、次世代通信規格のWi-Fi 7にも対応し、より高速で安定したインターネット環境を提供します。

近いうちに登場予定

MediaTekによると、Kompanio Ultraを搭載したChromebookは「今後数カ月以内」に市場に登場する予定です。従来の「シンプルな作業向けデバイス」というイメージを覆す、高性能なChromebookが登場する日も近いかもしれません。

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