OPPO、Reno14シリーズをグローバル展開へ Google Geminiとの連携も本格化

中国専用では終わらない?Reno14シリーズが海外進出の兆し

今月初めに中国市場向けに発表されたOPPOの新型スマートフォン「Reno14」シリーズ。例年通りであれば中国限定で展開される可能性もありましたが、今回はどうやら事情が違いそうです。
というのも、OPPOが23日に発表した公式プレスリリースによって、Reno14シリーズがGoogleのAI「Gemini」との連携機能を搭載することが明らかになったのです。Googleサービスが中国では利用できないことを踏まえると、これはReno14シリーズがグローバル市場向けに展開される確かなサインと見て間違いなさそうです。

GeminiがOPPO純正アプリとシームレスに連携

今回OPPOが発表した内容によると、GeminiはReno14シリーズに搭載されているメモ、カレンダー、時計といったOPPO独自の標準アプリと直接連携します。
単なる情報の取得だけでなく、ユーザーに代わって予定を登録したり、メモを作成したりといった操作まで行える点が大きな特徴です。これはSamsungが自社端末で進めているAI統合と近いアプローチですが、OPPOでも同様の機能が実装されることで、より多くのユーザーが利便性を享受できるようになります。

複数アプリを横断する“マルチアプリ体験”も

Geminiの強みは、単一アプリにとどまらない連携性です。OPPOは例として、長文ドキュメントをGeminiに要約させ、その内容をOPPO Notesへ保存するといった使い方を紹介しています。また、YouTubeで見つけたレシピ動画から必要な手順だけを抽出し、メモとして保存するといった機能も利用可能です。
さらに、旅行の計画を立てた後にGeminiへ指示することで、自動的に日程をカレンダーへ登録することも可能になります。まさに、AIがユーザーの“行動の流れ”を理解してサポートしてくれる新しい体験と言えるでしょう。

今後のグローバル展開に注目

これまでRenoシリーズは中国市場中心の展開が多く、グローバル展開されるモデルとそうでないモデルが分かれていました。しかし、今回のようにGoogleのAIサービスと連携するとなれば、グローバル市場を見据えた製品であることはほぼ確実です。
今後、Reno14シリーズがどの国・地域で販売されるのか、そしてGeminiとの連携がどこまで進化するのか、引き続き注目が集まりそうです。

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