Pixel 10のスペックがFCCで判明、標準モデルは一部機能に非対応か

Pixel 10シリーズ、8月20日に正式発表へ

Googleの次期スマートフォン「Pixel 10」シリーズが、8月20日に開催予定の「Made by Google」イベントでお披露目されると見られる中、注目が高まりつつあります。今回、米連邦通信委員会(FCC)の公開資料から、Pixel 10シリーズのモデル構成や主要スペックが明らかになりました。

ラインアップは、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、そして折りたたみ型のPixel 10 Pro Foldの4機種とされています。

Pixel 10シリーズのモデル番号と主な仕様

FCCの公式サイトに掲載された情報によると、Pixel 10のモデル番号は「GLBWO」「GL066」「GK2MP」、Pixel 10 Proは「G4QUR」、Pixel 10 Pro XLは「GUL82」となっています。

これらの資料から、各モデルの通信機能や充電対応など、一部の仕様が読み取れます。

  • Pixel 10(標準モデル)
     ・ワイヤレス充電対応
     ・Wi-Fi 6E対応
     ・Thread(スマートホーム通信規格)およびUWB(超広帯域通信)非対応
     ・Samsung製モデムを搭載している可能性あり
  • Pixel 10 Pro XL
     ・Wi-Fi 6E、ワイヤレス充電対応
     ・ThreadおよびUWBに対応
     ・モデムもSamsung製とみられる

これにより、標準モデルと上位モデルの間で通信機能に差が設けられていることがわかります。

衛星通信(NTN)に対応、Pixel 9から継続か

また、3機種すべてのFCC資料には「NTN(非地上ネットワーク)」、つまり衛星通信への対応が示されており、これはPixel 9シリーズでも採用されていた機能の継続とみられます。緊急時の通信手段として今後のスマートフォンで標準化されることが予想される技術です。

価格はPixel 9と同程度?カメラ構成にも注目

ヨーロッパ市場向けのリークによれば、Pixel 10シリーズの価格はPixel 9シリーズとほぼ同水準になる見通しです。

カメラ構成については、標準モデルにも望遠レンズが搭載され、全モデルにテレマクロレンズが採用される可能性があります。さらに、Pixel 10 Proではトリプルレンズカメラが搭載されるとの情報も中国のリークサイトから伝えられています。

Tensor G5と大型バッテリーも期待されるポイント

プロセッサには、Googleが独自開発を進める次世代チップTensor G5を搭載予定。さらに、標準モデルとXLモデルの両方で、バッテリー容量の増加が見込まれており、電池持ちの改善にも期待が高まります。

次世代Pixel、差別化の鍵は通信機能とカメラか

今回のFCC情報により、Pixel 10シリーズの基本仕様がある程度見えてきました。特に標準モデルと上位モデルとの機能差は明確で、ユーザーがどこに価値を感じるかが購入の判断材料となりそうです。

Googleが8月の発表会でどのような魅力的なポイントを訴求してくるのか、今後の情報公開にも注目が集まります。

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