GoogleなしのPixel Tablet登場!Murenaがプライバシー重視の/e/OS搭載モデルを発売

スマートフォン業界でプライバシー保護を重視した製品を展開してきたMurenaが、新たにGoogle Pixel Tabletをカスタマイズし、Googleサービスを排除した特別モデルを発売しました。このタブレットには、Androidをベースにした独自のオープンソースOS「/e/OS」が搭載されており、個人情報の保護を重視するユーザーにとって注目の一台となっています。

GoogleサービスなしのPixel Tabletとは?

Murenaが手がけたこのPixel Tabletは、Googleのサービスやアプリが一切プリインストールされていないのが特徴です。通常、Google Pixelシリーズを利用する場合、ユーザーはGoogleアカウントを作成し、さまざまなGoogleのクラウドサービスと連携することになります。しかし、本モデルではそれらが完全に排除されており、Googleによるデータ収集の心配をすることなく利用できます。

ハードウェア仕様はオリジナルと同じ

この特別モデルは、ハードウェア自体はオリジナルのPixel Tabletと同じスペックを維持しています。具体的には、10.95インチのIPSディスプレイ(2,560×1,600ピクセル)、Google Tensor G2チップセット、8GB RAM、128GBストレージを搭載。さらに、前面と背面にはそれぞれ800万画素(f/2.0)のカメラが備わっています。

バッテリー容量は7,020mAhで、Wi-Fi 6やBluetooth 5.2にも対応。ただし、セルラーモデルは用意されておらず、モバイルネットワークには対応していません。

/e/OSとは?

このPixel Tabletには、Murenaが開発したAndroid 13ベースの「/e/OS」がプリインストールされています。/e/OSは、Google Playストアを含むGoogleのサービスを一切排除し、代わりにオープンソースのアプリを多数搭載。ウェブブラウザ、メール、カメラ、カレンダーといった基本アプリが含まれており、ほとんどのAndroidアプリとも互換性があります。

特に注目すべき点は、/e/OSが個人情報の保護を最優先に設計されていること。システム全体がGoogleのサーバーへデータを送信しないようカスタマイズされており、プライバシーを気にするユーザーにとって安心して利用できる環境を提供しています。

価格と販売情報

MurenaのPixel Tabletは現在、公式オンラインストアにて549ドルで販売されています。この価格には送料は含まれていません。

なお、通常のGoogle Pixel TabletのエントリーモデルはAmazonやGoogle公式ストアで299ドルで購入可能。したがって、Googleサービスなしでプライバシーを優先したいユーザーは、通常モデルよりも高額な価格を支払う必要があります。

詳細な情報については、Murenaの公式サイトをチェックしてみてください。


Google依存から脱却し、プライバシーを守る新たな選択肢として注目を集めるMurenaのPixel Tablet。データ保護を重視するユーザーにとって、これまでにない魅力的なタブレットになりそうです。

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