
Xiaomiが発表した「HyperOS 3」のアップデート対象リストに、人気モデル「Redmi Note 13 4G」の名前が見当たらないことが話題となっています。同モデルは2028年1月15日までセキュリティアップデートの提供が保証されており、Android 15をベースにした「HyperOS 2.2」までは配信予定ですが、そこで正式なソフトウェア更新は終了する見込みです。
同等スペックの後継機は対象に
この決定が注目を集める理由のひとつは、同じプロセッサとメモリ構成を採用するとされる「Redmi 15」が、HyperOS 3のアップデート対象に含まれている点です。これにより、Redmi Note 13 4Gが除外された背景について、コミュニティ内では「マーケティング上の戦略ではないか」「微細なハードウェア差が原因か」など、さまざまな憶測が飛び交っています。
Xiaomiのアップデート戦略の裏側
Xiaomiのアップデート方針は単純にCPUやRAMだけで判断されるものではありません。発売時期や販売規模、チップセット以外の部品構成なども考慮されます。たとえ基本スペックが似ていても、基板設計やセンサー構成などの細かな違いによって、新OSで求められる最適化条件を満たせない場合があるのです。Xiaomiとしては、全モデルで安定した動作を保証することを最優先としており、結果として一部機種がアップデート対象外になるケースも避けられません。
代替手段は「カスタムROM」
それでも最新機能を試したいユーザーにとって、救いとなるのがカスタムROMの存在です。Android開発コミュニティでは、人気機種向けに非公式ながら新OSを移植するプロジェクトが活発に行われています。Redmi Note 13 4Gでも、有志によるHyperOS 3ポートが登場する可能性は高いでしょう。多少の技術知識は必要ですが、公式サポート終了後も最新の機能やセキュリティを維持できる手段となります。