
Xiaomiの新型スマートフォン「Xiaomi 15T」が、GSMAのIMEIデータベースに正式に登録されたことが判明しました。登録されたモデル番号は「25069PTEBG」で、これはグローバル市場への発売が間近に迫っていることを示しています。
インド・日本は対象外、主力は欧州・アジア市場
Xiaomi 15Tシリーズには通常モデルの「15T」と上位モデルの「15T Pro」が存在しますが、両モデルともインドや日本での展開は予定されていないようです。代わりに、ヨーロッパ、トルコ、インドネシア、台湾といった地域が主な販売対象となる見込みです。
先行して流出していた情報では、2種類のフラッグシップモデルが登場することが示唆されており、今回のIMEI登録によりその噂が事実であることが裏付けられました。
ミドルハイクラス向け「Dimensity 8400+」を搭載
Xiaomi 15Tには、MediaTek製の新型チップセット「Dimensity 8400+」が搭載される予定です。このプロセッサは、日常使用からゲームまで幅広い用途に対応できる性能と省電力性を両立しており、アッパーミッドレンジモデルとしての位置づけを明確にしています。
一方で、上位モデルの「15T Pro」にはより高性能な「Dimensity 9400+」が搭載されており、中国市場向けに展開される「Redmi K80 Ultra」と同じチップを採用していることがわかっています。
実用性に優れたカメラ構成
カメラ構成も抜かりなく、以下のような多彩なレンズを搭載する予定です。
- フロントカメラ:32MP(Samsung S5KKDS)
- メインカメラ:50MP(Omnivision OVX800)※POCO F7 Ultraと同型
- 超広角カメラ:13MP(Omnivision OV13B)
- 望遠カメラ:50MP(Samsung S5KJN5)
静止画から望遠、夜景撮影まで幅広く対応できる構成で、特に低照度環境での性能にも期待が高まります。
大容量バッテリーと実用的な急速充電
Xiaomi 15Tは5,500mAhの大容量バッテリーを内蔵し、67Wの急速充電に対応しています。上位モデルの15T Proは90W充電に対応していますが、一般的なユーザーにとっては67Wでも十分な速度といえるでしょう。
Redmi K80 Ultraとの違い
Redmi K80 Ultraは中国専売モデルとなる見込みですが、15T Proと同じ「Dimensity 9400+」を採用している一方で、デザインやカメラ構成には差別化が図られているようです。Xiaomi側も、両者は単なるリブランドではなく別物であることを強調しています。
HyperOSのアップデートも重要に
Xiaomi 15Tを購入予定のユーザーや、すでにXiaomi端末を使用中の方は、HyperOS関連アプリのアップデートを常に最新の状態に保つことが推奨されます。公式サイト「HyperOSUpdates.com」や、Google Playストアで配信されている「MemeOS Enhancer」アプリを活用することで、OTAアップデートの先行受信や、各種機能の強化が可能となっています。
発売は目前、詳細発表に期待
GSMA IMEIデータベースへの登録により、Xiaomi 15Tのグローバル展開は最終段階に入ったと見られます。Xiaomi 15Tは、性能・カメラ・バッテリーのバランスに優れたモデルとして、多くの地域で注目を集めることになりそうです。今後の正式発表に期待が高まります。