
Xiaomi(シャオミ)は、同社の15周年を記念する発表イベントを5月22日19時(現地時間)に開催すると予告しており、その場で新型スマートフォン「Xiaomi Civi 5 Pro」が正式に発表される可能性が高まっています。
これまでに明らかになっているスペックや特徴からは、「Civi」シリーズならではのカメラ性能とデザイン性をさらに磨き上げた意欲作であることが伝わってきます。
自撮りカメラが進化 暗所でも自然な写りに期待

「Civi 5 Pro」では、Samsung製の新しい5,000万画素フロントカメラを採用。独自の「超透明ナノプリズム技術」により、前モデル比で光の取り込み量が25%向上しています。これにより、暗い場所でもセルフィーの仕上がりが自然でクリアになるとXiaomiは説明しています。

実際にXiaomiは、テレフォトカメラやフロントカメラで撮影したサンプル写真も公開しており、光の少ない環境でも肌や髪の質感がしっかりと表現されていることが確認できます。
背面カメラはLeica監修の3眼構成
リアカメラは、Leica(ライカ)と共同開発したトリプルカメラ構成を採用。メインは5,000万画素・f/1.63の広角レンズで、暗所での描写力にも期待が持てます。加えて、**1,200万画素の超広角(15mm)と、Xiaomiとしては初採用となるLeicaフローティングテレフォトレンズ(5,000万画素・60mm)**を搭載。2.2倍の光学ズームに加え、マクロ撮影にも対応するなど、カメラ用途の幅広さが光ります。
薄型・高精細のディスプレイ
ディスプレイは6.55インチの有機ELマイクロカーブパネルを採用し、解像度は1.5K(2712×1220)。最大輝度3,200ニト、リフレッシュレート120Hz、さらにHDR10+とDolby Visionにも対応するなど、映像体験の質にもこだわりが見られます。下部ベゼルはわずか1.6mmで、フロントからの印象も非常に洗練されたものになりそうです。
Snapdragon 8s Gen 4搭載、バッテリーも強化
SoCにはSnapdragon 8s Gen 4を採用。Geekbenchのデータベース上では16GB RAMモデルの存在が確認されており、12GB版も登場すると見られています。バッテリー容量は前モデル(4,700mAh)から大きく増え、6,000mAhに拡大。67Wの急速充電にも対応し、長時間の使用にも耐えうるスペックとなっています。
デザインは4色展開 “星空”や“桜”をイメージした仕上がりも
カラーバリエーションは4色。特に注目したいのが、「ネビュラパープル」と「サクラピンク」。ネビュラパープルはナノレベルの加工で星空のような粒子を散りばめた新技術「ネビュラ・クイックサンド処理」が施されており、角度によって幻想的に輝きます。サクラピンクは春の桜をイメージした淡く優しいトーン。一方、ブラックとホワイトはミニマルで洗練された印象を与えます。
Xiaomi 15周年記念イベントで正式発表へ
この「Civi 5 Pro」は、5月22日に開催されるXiaomiの15周年記念イベントにて正式発表される見込みです。同イベントでは、Xiaomiが独自に開発した初のモバイルチップ「Xring 01」を搭載する「Xiaomi 15S Pro」など、複数の新製品が同時にお披露目されると予想されています。