
OnePlusは、中国市場向けに「OnePlus Ace 5 Ultra(Extreme Edition)」および「OnePlus Ace 5 Racing Edition」の発表を5月27日に予定しています。今回、両モデルが中国の認証機関「TENAA」のデータベースに登録され、主要スペックが明らかになりました。どちらもハイエンドなMediaTek Dimensity 9000シリーズのチップセットを搭載し、ゲームパフォーマンスに特化した仕様となっています。
Ace 5 Ultra:Dimensity 9400 Plus搭載の“極”仕様モデル
モデル番号「PLC110」とされるOnePlus Ace 5 Ultraは、6.83インチの大型AMOLEDディスプレイを搭載し、解像度は2800×1272ピクセル。CPUには3.73GHzで駆動するDimensity 9400 Plusが採用される見込みで、最上級の処理性能が期待されます。
バッテリー構成は3,300mAhのデュアルセル(合計約7,000mAh)で、長時間の使用や高負荷なゲームにも耐える設計です。カメラ構成は50MP+8MPのデュアルリアカメラと、16MPのセルフィーカメラ。画面内指紋認証やIRブラスター(赤外線リモコン機能)も搭載し、日常使いにも配慮したハイスペック仕様となっています。
本体サイズは163.41×77.04×8.10mm、重量は206gと、存在感あるボディに詰め込まれたスペックが印象的です。
Ace 5 Racing Edition:よりライトに、でも妥協なし
一方、モデル番号「PLF110」のAce 5 Racing Editionは、わずかに小型の6.77インチAMOLEDディスプレイを採用し、解像度は2392×1080ピクセル。プロセッサにはDimensity 9400e(最大3.4GHz)を搭載しており、こちらもゲーム性能に特化した構成です。
バッテリーは定格6,930mAh(公称7,000mAh相当)で、Ultraモデル同様にスタミナ重視の設計。カメラ構成は50MP+2MPのリアカメラに16MPのフロントカメラ、画面内指紋認証やIRブラスターも健在です。
本体サイズは163.58×76.02×8.27mm、重量は199gと、Ultraよりやや軽量で携帯性も確保されています。
100W急速充電と新機能「Plusキー」に対応
両モデルともに100Wの急速充電に対応しており、短時間でのフル充電が可能。また、OnePlus 13Tで初搭載された「Plusキー」も引き続き採用されており、ゲームモードの呼び出しやショートカット操作などに活用できそうです。
カラーバリエーションにもこだわりが見られ、Ace 5 Ultraは「ブリーズブルー」「チタニウム」「ファントムブラック」の3色展開で、最大で16GB RAM+1TBストレージモデルまで用意される見込みです。Ace 5 Racing Editionは「ウィルダネスグリーン」「ホワイト」「ロックブラック」の3色で、最大構成は16GB+512GBとなっています。
発表は5月27日、OnePlusの本気が問われる一日
ハイエンドSoC、高速充電、大容量バッテリー、さらにゲーマー向けの特別機能と、OnePlusが本気で作り込んだ2機種の登場が迫っています。特にゲーミングスマートフォンとしての完成度が注目される中、価格設定や実際の使用感にも期待が高まります。正式発表では、さらに詳細な機能やパフォーマンスの実態が明らかになるでしょう。