
サムスンの次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」と「Galaxy Z Flip 7」が、Android 16を標準搭載して登場することが明らかになりました。これらのモデルには、Android 16をベースにした最新の「One UI 8」がプリインストールされる予定です。
この発表は、サムスンが自社のニュースルームで公開したOne UI 8ベータプログラムの開始とあわせて行われたもので、これにより同社がGoogleと密接に協力しながら次世代OSの導入を急いでいることが浮き彫りとなりました。
Android 16を最速で体験できるGalaxy Z Fold 7/Flip 7
例年、GoogleのPixelシリーズが最新のAndroidを最初に受け取るのが通例ですが、今回のGalaxy Z Fold 7/Flip 7は、Pixelに次ぐタイミングでAndroid 16を搭載して登場することになります。発売は今夏の予定で、Android 16搭載端末としては最前線に位置づけられるデバイスとなります。
4月初めから一部で噂されていた「Galaxy Z Fold 7/Flip 7がAndroid 16を搭載して登場する」という情報は、今回の正式発表で確証に変わりました。One UI 8のベータ版がすでに動き出していることからも、準備がかなり進んでいることが伺えます。
Googleとサムスンの共同開発で実現した高速対応
今回のAndroid 16対応は、サムスンとGoogleの緊密な連携が大きなカギを握っています。両社は開発初期段階からリアルタイムで設計思想やフィードバックを共有し合い、One UI 8の開発スピードを大幅に加速させたといいます。
「サムスンとGoogleは、互いのデザインシステムやリアルタイムの意見を積極的に共有し、Android 16の早期採用を可能にしました」とサムスンは述べており、今後も同様の協業体制が継続される可能性が高そうです。
Androidアップデートのスピード感が変わるかも?
これまでサムスンは、Androidの新バージョンへの対応にやや時間がかかるメーカーとして知られてきました。しかし、今回のAndroid 16に関しては明らかにアプローチが変わっています。
Galaxy Z Fold 7/Flip 7に続いて、One UI 8は他のGalaxy端末にも順次展開される予定です。ただし、アップデートの提供は段階的に行われるとのことで、最新機種が優先されるのは間違いないでしょう。現行のミッドレンジモデルや旧モデルユーザーには、もうしばらく待機が必要かもしれません。
ユーザーにとってのメリットとは?
今回の動きが特別な意味を持つのは、サムスンがOSアップデートのスピードに本気で取り組み始めたことを示している点にあります。もし今後のフラッグシップモデルも同様に、最新のAndroidと共に登場する流れが続けば、他社との違いがさらに明確になるでしょう。
加えて、サムスンは現在、最大7年間のソフトウェアアップデート保証を掲げています。これが早期アップデートと組み合わさることで、「安心して長く使えるAndroid端末」としての魅力は一段と増すことになります。