
デザイン性の高いスマートデバイスで注目を集めるNothingが、新型ワイヤレスヘッドホンの発売に向けて着実に準備を進めているようです。数日前には開発チームがYouTubeで存在を正式に認めたばかりですが、今回その製品がアラブ首長国連邦(UAE)のTDRA認証データベースに登録されたことが判明しました。
TDRA認証で確認された「B170」
認証データベースには、「B170」というモデル番号を持つNothingの新しいワイヤレスヘッドホンが登録されており、登録番号は「ER45763/25」、有効期限は2028年5月28日までと記載されています。これは短距離・低出力の通信機器として認可されており、UAE市場での発売が目前に迫っていることを示唆しています。

デザインはオーバーイヤー型、他社製品とは一線を画す存在に
公式スペックはまだ明らかにされていませんが、Nothingの開発チームが公開した動画では、今回の製品がオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホンであることが明言されており、さらに市場にある他の製品とは異なる個性的なデザインになることも予告されています。
動画内では、SonyのWH-1000XM6やAppleのAirPods Maxなどが引き合いに出されており、Nothingの新型ヘッドホンもこれらのハイエンドモデルと価格・デザイン両面で競合する立ち位置になると見られます。
多彩なカラー展開と操作性にも注目
Nothingはこれまでにも、透明感のある筐体やLEDライトなど、他社にはないユニークなデザインアプローチを取り入れてきました。今回のヘッドホンも複数のカラーバリエーションを用意し、物理ボタンによる直感的な操作性を持たせる可能性があるとのことです。
また、音質面にも強いこだわりがあるようで、これまでに発売されたオーディオ製品で培ってきたノウハウが活かされると見られます。価格はAppleのAirPods Maxよりも抑えられるとのことで、コストパフォーマンスの高さも期待できそうです。
発表はNothing Phone (3)と同時の可能性も
Nothingは、次期フラッグシップスマートフォン「Nothing Phone (3)」の正式発表を2025年7月に予定しています。今回のヘッドホンも2025年夏の発売とされており、両製品が同時にお披露目される可能性も考えられます。