Pixel 6aのバッテリー容量を減らすアップデートが準備中 発火問題を受けての措置か

Android 16の内部コードから発覚した“制限措置”

Googleが、「Pixel 6a」に対してバッテリー容量と充電性能を意図的に制限するソフトウェアアップデートを準備していることが明らかになりました。これは、バッテリーの過熱による発火リスクを回避するための対策とされており、Android 16 QPR1 Beta 2に含まれる記述から判明しています。

該当するコードには、以下のような内容が含まれていました。

「バッテリーの過熱の可能性があるため、バッテリー容量および充電性能を制限し、バッテリー交換を推奨します。サポート情報は g.co/pixel/6abattery をご覧ください。」

さらに、この制限はバッテリーが400回の充電サイクルに達した時点で自動的に適用されるとされ、375回目の充電でユーザーに警告通知が表示される仕組みも盛り込まれているようです。

Pixel 4aの“悲劇”が再び?

このような“制限措置”は過去にも前例があります。Pixel 4aでは2024年に同様のアップデートが配信され、結果として数時間ごとに充電が必要になるほど電池持ちが悪化。Googleはバッテリー交換を案内しましたが、詳細な原因については明言を避けていました。

今回のPixel 6aでも、同じような経緯をたどる可能性があります。

発火報告が複数、実際に焦げた端末の画像も

こうした対策の背景には、実際に報告されている発火事故の存在があります。今年5月には、あるユーザーがPixel 6aをサードパーティ製充電器で充電中に**「夜中に突然発火した」**と報告。さらに、別のユーザーからも同様のトラブルが報告され、Reddit上でも類似の事例が複数確認されています。

中にはAndroid Authorityに焦げ跡の残るPixel 6aの写真とサポートとのやり取りを送ったユーザーもおり、事態の深刻さを物語っています。

公式発表はまだだが、対策は確実に進行中か

Googleは本件についてまだ公式コメントやアナウンスを出していません。該当のサポートページ(g.co/pixel/6abattery)も現在は未公開のままです。しかし、OSコードに制限内容が書かれている以上、早晩なんらかの対応が行われると見られています。

制限の発動タイミングが次期QPR1アップデートと連動するのか、それ以前に配信されるのかも現時点では不明です。

Pixel 6aユーザーはバッテリーの挙動に注意を

バッテリー容量と性能を制限するというのは、日常使用に大きな影響を与える重大な措置です。Pixel 6aを使っている方は、充電中の発熱や異音、異臭、バッテリーの急激な減りなどに注意し、異常があればすぐに使用を中止し、サポートへの連絡を検討してください。

今後のGoogleからの公式発表やサポート対応の詳細に注目が集まっています。

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