
レノボ傘下のモトローラが国内向けに新型モデル、「motorola edge 60 pro」と「moto g66j 5G」を先日正式発表しました。(ソフトバンク版は「motorola edge 60s pro」、Y!mobile版は「moto g66y 5G」ですが、搭載チップセットは同じ)
「motorola edge 60 pro」の搭載チップセットはDimensity 8350 Extreme、「moto g66」の搭載チップセットはDimensity 7030となっており、いずれもMediatek製のあまり聞きなれないプロセッサを採用しています。
そこで今回はこれらのモデルに搭載されている各チップセットのGeekbench上でのベンチマークスコアを見てみたいと思います。
motorola edge 60/60sとmoto g66j/g66yのベンチマーク性能
まずは「motorola edge 60 pro」のベンチマーク性能:

平均スコアではシングルコアが1400ポイント台、マルチコアが4000ポイント台中盤といったところで、クアルコムのSnapdragon 8シリーズでいうとSnapdragon 8 Gen 1とほぼ同等の性能です。機種で言うとXperia 1 IVや5 IV同程度の性能という事になります。
一方、moto g66j/g66yのベンチマークスコアはまだ見つかっていませんが、同モデルに採用されているDimensity 7060は海外で展開されているmoto g56 5Gと同じなので、このg56のベンチマークを見てみます。

シングルコアが1000ポイント台、マルチコアが2400となっており、シングルコアではSnapdragon 6 Gen 1よりも少し高めですが、マルチコアでは同チップセットよりも1割程度低い性能となっています。
よって、このmoto g66s/g66yの性能は昨年のXperia 10 VIやAQUOS sense8といった機種とほぼ同等と考えてよいと思います。