
サムスンの次期プレミアムタブレット「Galaxy Tab S11 Ultra」が、性能ベンチマークサイト「Geekbench」に登場しました。これにより、いくつかの注目すべきスペックが明らかになっています。
Geekbenchに「SM-X936B」の型番で登場
Galaxy Tab S11 Ultraは「SM-X936B」の型番で登録されており、Geekbenchのスコアはシングルコアで2,675点、マルチコアで8,039点を記録。チップセットにはMediaTekの最新フラッグシップSoC「Dimensity 9400+」を採用し、GPUには「ARM Mali G925 Immortalis MC12」が搭載されるようです。

OSにはAndroid 16をプリインストールし、サムスン独自の「One UI 8」も重ねられるとみられています。メモリ構成としては、少なくとも12GB RAMモデルの存在が確認されています。
標準モデルのGalaxy Tab S11も同チップを採用か
実は、Galaxy Tab S11(無印)も同じDimensity 9400+を搭載してGeekbenchに現れており、チップ構成はUltraと共通の可能性があります。ただし、無印モデルのベンチマークスコアはやや控えめで、パフォーマンスに若干の差がある可能性も示唆されています。
また、インドの認証機関「BIS」にも同タブレットが登録されており、バッテリー容量についても情報が出ています。定格容量は8,160mAhで、製品スペックとしては8,400mAhとして案内されると見られています。
サムスンのハイエンドタブレット戦略が鮮明に
ここ数年、サムスンはハイエンドAndroidタブレット市場で独自のポジションを築いてきましたが、今回のGalaxy Tab S11 Ultraもその延長線上にある製品となりそうです。特に、Dimensity 9400+の採用はSnapdragon一辺倒だったこれまでとは一線を画し、今後の製品展開にも影響を与えるかもしれません。
正式発表の時期はまだ明かされていませんが、ベンチマークへの登場とBIS認証を通過したことから、近いうちに発売される可能性が高まっています。サムスンがタブレット分野でもさらなる進化を遂げるのか、注目が集まります。