Google製最新スマートフォン「Pixel 8a」。
Pixel 8の廉価版という位置づけで、チップセットは同じ「Tensor G3」ですが、Pixel 8aに搭載のものは異なる半導体パッケージ技術を用いられていると言われています。
そのため、Pixel 8aは性能面ではPixel 8/8 Proよりも若干劣るというのが一般的な見方。
しかし今回、これを完全に覆す性能テスト結果が91mobiles上に掲載されていました。
以下はGeekbenchおよびAntutuにおけるPixel 8aとPixel 8のベンチマークスコア比較。
Geekbenchのシングル・マルチコア、そしてAntutuのいずれのベンチマーク測定でもPixel 8aの方がPixel 8よりもスコアが高くなっています。
そして以下は端末にストレスをかけ続けた際のスロットリング比較。
この比較では、いずれの機種もピーク時から40%程度性能が低下し、どちらが優劣はつけれないレベルの違いです。
そして最後はゲームアプリ「Call of Duty: Mobile」と「BGMI」を同じグラフィック設定でプレイし、パフォーマンスと熱管理を測定。
熱管理に関しては、結果は似たものとなったものの、Google Pixel 8aの方がわずかに温度が高くなっています。ただ、ゲームプレイ前後の温度差ではPixel 8aの平均温度上昇は6.4℃であるのに対し、Google Pixel 8の平均温度上昇は6.65℃と、若干Pixel 8aの方が温度上昇幅が小さくなっています。
ベンチマークスコア性能と実使用での体感性能は必ずしも一致しないともいわれています。
ただ、仮に「理論上の性能」とはいえ、下位モデルの方が上位モデルよりも性能が上というのは少し意外。
Pixel 8aはカメラセンサーやディスプレイなど、ベンチマーク上には表れないハード面での違いがいくつかありますが、これらの部分にこだわらない、という方はPixel 8aで十分かもしれません。
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