先日発表され、即日発売となったシャオミサブブランドの「POCO F6 Pro」。
価格は12GB/256GBが69800円と、1世代前のチップセット、Snapdragon 8 Gen 2を搭載とは言え「破格」となっており、かなり国内ユーザーからの注目度は高いという印象です。
一方、このSD8Gen2搭載のPOCO F6 Proが他の昨年の同チップ搭載フラッグシップと比べてどの程度の性能か、というのも気になるところ。
というわけで今回は、このPOCO F6 Proの中国版で同一異名モデルの「Redmi K70」のベンチマークスコアと、国内ではSD8Gen2としては代表的な機種、Xperia 1 Vとのベンチマークスコアを比較してみます。
POCO F6 ProとXperia 1 Vのベンチマークスコア比較
左がPOCO F6 Pro、右がXperia 1 Vのものですが、ぱっと見、Xperia 1 Vはほとんどのシングルコアスコアが2000ポイント前後、マルチコアが5000ポイント以上なのに対し、POCO F6ではシングルコアが2000ポイントを上回るものはなく、また、マルチコアで5000ポイント以上のものも稀です。
正確な差を見るため、それぞれの期近50回分の平均を取ると:
POCO F6 Pro | Xperia 1 V | |
シングルコア平均 | 1533 | 1944 |
マルチコア平均 | 4807 | 5208 |
特にシングルコアのスコア差は顕著で2割以上の性能差。
また、マルチコアでも1割弱のスコア差がでています。
ちなみにXperia 1 V自体もSnapdragon 8 Gen 2搭載機の中では決してベンチマークスコアが高いわけではなく、他の中国勢の同チップ搭載機と比べるとむしろ低め。
また、他にベンチマークスコアに影響を与えそうな要素であるメモリやストレージ規格も、このPOCO F6 Proには最新のものが搭載されている模様(品質は分かりませんが)。
よって、なぜ同モデルのベンチマークスコアだけが低めに出ているのか、その理由ははっきりしませんが、ひょっとすると放熱システムなどが若干弱く、発熱による性能低下などが起こりやすい、という可能性はありそうです。
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