Googleが提供する「かこって検索(CTS)」は、登場以来、多くのAndroidユーザーの間で人気を集めています。この機能は、Samsung GalaxyやPixelなど、さまざまなブランドのAndroidデバイスで利用可能で、検索や情報取得を簡単にする便利なツールとして注目されています。そして現在、Googleはこの機能をさらに使いやすくするため、新しい起動方法を追加する準備を進めているようです。
「かこって検索」の現状の使い方
現在、「かこって検索」を起動する方法として、以下のような手段が提供されています:
- ジェスチャーナビゲーションハンドルを長押し
- 3ボタンナビゲーションを利用している場合はホームボタンを長押し
さらに、Googleの「Files by Google」アプリ内で画像を開いているときにも、この機能をトリガーできることが確認されています。
新しい起動方法を示唆するコードが発見される
Googleのベータアプリ最新版(バージョン16.2.39.sa.arm64 beta)のコード内で、「Circle to Search」に関する新しいエントリーポイント(起動方法)に関する記述が発見されました。このコードによると、これまでの起動方法に加え、次のような手段が検討されているようです:
- OMNIENT_ENTRYPOINT_LONG_PRESS_OVERVIEW
→ アプリ履歴画面(「概要」画面)での長押し操作。例えば、最近使用したアプリのリスト画面で特定のアプリを選択中に、この操作でそのアプリに関連した検索を実行できる可能性があります。 - OMNIENT_ENTRYPOINT_LONG_PRESS_POWER
→ 電源ボタンを長押しして「Circle to Search」を起動。現在、Pixelデバイスでは電源ボタン長押しでGoogleアシスタントを起動するか、電源メニューを開く設定しかありませんが、これに新しい選択肢が加わる可能性があります。おそらく、Android 16以降のアップデートで実現されるでしょう。 - OMNIENT_ENTRYPOINT_EDGE_PANEL
→ Samsung Galaxyシリーズの「エッジパネル」にショートカットを追加。エッジパネルは、よく使うアプリやツールに素早くアクセスできる便利なタブ機能で、ここから「Circle to Search」を直接起動できるようになるかもしれません。 - OMNIENT_ENTRYPOINT_ACCESSIBILITY_SYSTEM_ACTION
→ アクセシビリティサービスを利用しているユーザー向けの新しいショートカット。アクセシビリティメニュー内に「Circle to Search」を起動するオプションが追加される可能性があります。
ユーザーにとっての利便性がさらに向上
これらの新しい起動方法は、「かこって検索」をより多様なシチュエーションで使いやすくするものです。特に、電源ボタンやエッジパネルといった頻繁にアクセスする場所からの起動が可能になれば、日常的な利用がさらにスムーズになることでしょう。
今後の展開に期待
これらの新機能が正式に導入される時期についてはまだ明らかではありませんが、Android 16のリリースに向けた準備の一環である可能性が高いです。Googleがどのようにこの機能を進化させていくのか、今後のアップデートを楽しみに待ちましょう!
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