RedMagicがフラッグシップで1位、OPPOとiQOOは安定の強さを維持
スマートフォンやタブレットの性能を数値化するベンチマークとして知られる「AnTuTu」の2025年5月版ランキングが発表されました。今月の結果では、ゲーミングスマホで知られるRedMagicがフラッグシップ部門でトップに立ち、サブフラッグシップ部門ではiQOOが、タブレット部門ではOPPOが引き続き1位をキープしています。
各カテゴリーの注目デバイスを見ていきましょう。
フラッグシップスマホ部門:RedMagic 10S Pro+が圧巻のパフォーマンス

ハイエンドモデルのランキングでは、RedMagicの最新モデル「10S Pro+」が堂々の1位を獲得。Snapdragon 8 Elite(リーディングバージョン)を搭載し、24GB RAM+1TBストレージというハイスペック構成で、スコアは2,951,251ポイントと驚異的です。
2位にはVivoの「X200 Ultra」、3位にはiQOOの「Neo 10 Pro+」が続き、いずれもSnapdragon 8 Elite搭載で、いずれも16GB RAM+1TB構成。以下はOnePlus、OPPO、Honorと続き、各社の最新フラッグシップが名を連ねました。
トップ10(フラッグシップ部門):
- RedMagic 10S Pro+ – 2,951,251
- Vivo X200 Ultra – 2,907,396
- iQOO Neo 10 Pro+ – 2,891,558
- OnePlus Ace 5 Ultra – 2,886,176
- Vivo X200s – 2,872,437
- OPPO Find X8 Ultra 衛星通信版 – 2,851,022
- iQOO 13 – 2,848,388
- Honor GT Pro – 2,845,563
- OPPO Find X8s+ – 2,817,245
- OnePlus Ace 5 Pro – 2,748,418
サブフラッグシップ部門:iQOOとXiaomiの2強状態続く

10万円以下クラスのスマホが競い合うサブフラッグシップ部門では、先月に引き続きiQOOの「Z10 Turbo」が1位を獲得。MediaTek Dimensity 8400(フルブラッド版)を搭載し、スコアは1,782,186ポイント。
続く2位はXiaomiの「Redmi Turbo 4」、3位はOPPOの新機種「Reno 14 Pro」がランクイン。Dimensity 8000番台の進化系チップがこのクラスでも性能を大きく引き上げている印象です。
トップ10(サブフラッグシップ部門):
- iQOO Z10 Turbo – 1,782,186
- Redmi Turbo 4 – 1,690,675
- OPPO Reno 14 Pro – 1,590,301
- OnePlus Ace 3V – 1,430,494
- OPPO Reno 14 – 1,334,417
- Redmi K70E – 1,313,211
- Redmi Note 12 Turbo – 1,135,100
- iQOO Z8 – 963,597
- iQOO Neo 7 SE – 954,511
- Redmi Note 12T Pro – 871,484
タブレット部門:OPPO Pad 4 Proが依然として王者の座に
タブレットカテゴリーでは、OPPOの「Pad 4 Pro」が再び1位に輝きました。Snapdragon 8 Eliteを搭載し、スコアは2,851,747ポイント。特にゲーミング用途や高負荷の作業にも対応できる高性能さが評価されています。

2位にはOnePlusの「Pad 2 Pro」、3位にはLenovoのゲーミングタブレット「Legion Y700 第4世代」がランクイン。Snapdragon 8 Elite搭載タブレットが上位を占める傾向が強まっています。
トップ10(タブレット部門):
- OPPO Pad 4 Pro – 2,851,747
- OnePlus Pad 2 Pro – 2,834,737
- Lenovo Legion Y700(第4世代) – 2,711,243
- iQOO Pad 5 Pro – 2,652,485
- Vivo Pad 5 Pro – 2,642,839
- Xiaomi Pad 7 Ultra – 2,538,892
- OPPO Pad 3 Pro – 2,070,951
- Vivo Pad 3 Pro – 2,025,793
- iQOO Pad 2 Pro – 2,012,599
- OnePlus Pad Pro – 2,010,358
性能競争は次のステージへ──Snapdragon 8 EliteとDimensity 8400が鍵に
今回のAnTuTuランキングを見る限り、Snapdragon 8 Eliteチップ搭載モデルがフラッグシップとタブレットの両部門で席巻しており、対するミドル〜ハイレンジではMediaTek Dimensity 8400シリーズが躍進を続けています。今後の端末選びでは、単にメーカー名やシリーズだけでなく、搭載SoCにも注目しておくと、より納得のいく選択ができそうです。