Googleは、Android版Chromeのデザインを刷新し、より没入感のあるブラウジング体験を提供することを目指しています。最新のChrome 135では、コンテンツが画面の端まで広がり、ナビゲーションバーの背後にも表示される新しいデザインが導入される予定です。
スクロール時にナビゲーションバーが自動で非表示に
これまでのChromeでは、画面下部にナビゲーションバーが固定されていたため、コンテンツの表示領域が制限されていました。しかし、新デザインでは、スクロール時にナビゲーションバーが自動的に隠れ、画面全体をコンテンツ表示に活用できる仕様になっています。
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Googleが公開したビジュアルによると、従来は単色の背景だったジェスチャーナビゲーションバーのエリアにもコンテンツが表示されるようになり、よりシームレスなデザインへと進化するようです。
開発者向けの最適化も進行中
エッジトゥエッジのデザインは、画面を最大限に活用できる一方で、システムのナビゲーションバーやアプリの操作ボタンと重なる可能性があります。そのためGoogleは、開発者向けに適切なUI調整を行うためのツールやガイドラインを提供し、スムーズな表示をサポートしています。また、アップデートに対応していないアプリでは、表示のズレが発生する可能性があるとして、事前に注意喚起も行っています。
段階的な導入が進行中
現在、Chrome 135の新デザインは一部のユーザーを対象にテスト運用されており、今後、より多くのユーザーへと展開される予定です。Googleは、このアップデートを通じて、より快適で没入感のあるブラウジング体験を提供することを目指しています。正式なリリース時期は明言されていませんが、今後の動向に注目したいところです。