Google Pixel、3月アップデート後に不具合多発—画面の明るさや音量の異常報告が急増

Googleが先週リリースした3月のセキュリティアップデートにより、Pixelシリーズの多くのユーザーが予期せぬ問題に直面しているようです。Pixel 7シリーズから最新のPixel 9まで、画面の明るさの異常、オーディオの不具合、バイブレーションの異常といった複数のトラブルが報告されています。

画面の明るさがランダムに低下する問題

最も多く報告されているのが、Pixel 8 Proを中心とした「ランダムな画面の暗転現象」。特にNetflixやPrime Videoなどの動画再生時に発生し、約10秒ごとに急に画面が暗くなるという症状が確認されています。

RedditのPixelコミュニティでは、Pixel 7シリーズからPixel 9に至るまで、同様の不具合を経験しているという投稿が相次いでいます。さらに、一部のユーザーは画面がちらつくような現象も報告しており、単なるソフトウェアのバグではなく、ディスプレイ全体の制御に関連する問題の可能性も考えられます。

オーディオのバランス異常とバイブレーションの強化

画面の不具合に加えて、オーディオ関連の問題も発生しています。特に、Pixelのイコライザー(EQ)を有効にしている場合、音量バランスに異常が生じることがあるようです。ユーザーの報告によると、楽曲の音量が動画の音量よりも極端に大きくなる現象が確認されており、適切なバランスが取れなくなっているとのことです。

また、異常に強いバイブレーションも問題視されています。Android Authorityの報告によると、3月のセキュリティアップデート後にPixelのバイブレーションが過剰に強くなるケースが増えており、一部のユーザーは不快感を覚えるほどの振動強度になっていると指摘しています。

一時的な対処法と今後の対応

現時点では、Googleから正式な修正パッチは提供されていませんが、一部のユーザーはディスプレイのリフレッシュレートを120Hzから60Hzに下げることで画面の暗転問題を軽減できると報告しています。

また、Googleはバイブレーションの問題について以下のコメントを発表しました。

「Pixelチームは、一部のユーザーから報告されている触覚フィードバックの変化について調査を進めています。振動の強度を調整したい場合は、[設定] > [音とバイブレーション] > [バイブレーションと触覚フィードバック] から変更できます。」

これらの問題が次のアップデートで修正される可能性は高いですが、修正パッチの配信時期は未定です。Pixelユーザーは、当面の間、手動で設定を調整することで影響を最小限に抑える必要がありそうです。

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