iQOO、フラッグシップタブレット「iQOO Pad 5」シリーズを5月20日に発表へ ─ Dimensity 9300 Plus搭載モデルがGeekbenchに登場

iQOOが5月20日に中国で開催する新製品発表会に向けて、タブレット製品「iQOO Pad 5」シリーズの詳細が徐々に明らかになってきました。発表に先駆けて、モデル番号「iPA2556」の端末がGeekbenchのデータベースに登場し、主要スペックが判明。この端末は「iQOO Pad 5」と見られており、ハイエンドタブレット市場での存在感を強める一台となりそうです。


Geekbenchに登場、Dimensity 9300 Plusと16GB RAMを搭載か

リーク情報で知られるDigital Chat Station氏によると、iQOO Pad 5にはMediaTekの最新ハイエンドSoC「Dimensity 9300 Plus」が採用されるとのこと。Geekbenchのスコアデータにも同様の構成が確認されており、モデル番号「iPA2556」はPad 5の実機と見て間違いなさそうです。

この端末は、シングルコアスコアが2,197、マルチコアスコアが7,575を記録しており、現行のAndroidタブレットとしてはかなり高水準のパフォーマンスを示しています。さらに、搭載RAMは16GB、OSはAndroid 15で動作していることも判明しており、性能面ではかなりのハイスペックぶりがうかがえます。


iQOO Pad 5シリーズは3モデル展開か

現在判明しているiQOOのタブレットは、iPA2537、iPA2556、iPA2575という3つのモデル番号で開発が進んでいます。すでにGoogle Play Console上で確認されている「iQOO Pad 5e」のほか、今回の「Pad 5」、そして最上位モデルとされる「Pad 5 Pro」がそれぞれ該当するようです。

  • iQOO Pad 5e:Snapdragon 8s Gen 3を搭載した既存モデル「Pad 2」のリブランド版と見られる
  • iQOO Pad 5:Dimensity 9300 Plus搭載、12.1インチ・2.8K解像度のLCDディスプレイを採用
  • iQOO Pad 5 Pro:13インチ・3.1K解像度のLCDディスプレイ、Dimensity 9400 Plus搭載、シリーズ最上位モデル

急速充電にも対応、Pad 5は44W、Proは66W

中国の3C認証情報によれば、Pad 5は最大44W、Pad 5 Proは66Wの急速充電に対応しているとのこと。モバイルゲーミングやクリエイティブ用途にも十分対応できる電力設計となっており、日常使いからヘビーな利用シーンまで幅広くカバーできそうです。


iQOOは、今回のイベントで「iQOO Neo 10 Pro+」というSnapdragon 8 Elite搭載スマートフォンのほか、「iQOO Watch 5」や「iQOO TWS Air 3」などの新製品も同時に発表する予定です。タブレットだけでなく、周辺機器まで含めた総合的なエコシステム展開が期待されています。

中国国内ではまもなく正式発表となるiQOO Pad 5シリーズですが、現時点ではグローバル展開については未定です。高性能なAndroidタブレットを待ち望むユーザーにとっては、今後の動向から目が離せません。

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