サムスンが開発中のスマートリング「Galaxy Ring」が、スマートフォンやタブレット、さらにはノートパソコンまで操作できる未来が訪れるかもしれません。最近、WIPO(世界知的所有権機関)に提出された特許によると、このスマートリングは単なるヘルストラッカーにとどまらず、複数のデバイスと連携してディスプレイを操作する機能を備える可能性があるようです。
Galaxy Ringが未来のデバイス操作を一変?
サムスンは昨年、初のスマートリング「Galaxy Ring」を発売しました。このデバイスは心拍数や睡眠データを測定し、健康情報を「Samsung Health」アプリで確認できます。これだけでも十分便利ですが、サムスンは次なるステップとして、スマートリングで他のデバイスを操作する新しい可能性を模索しています。
今回公開された特許によると、この新しいGalaxy Ringはノートパソコンやタブレットのディスプレイと連携し、画面上の要素を操作できるとのこと。たとえば、タブレット上のウィンドウをドラッグしてノートパソコンに移動させる、といった動作が可能になるかもしれません。これが実現すれば、Apple製品間で見られるようなシームレスな連携体験がGalaxyシリーズにも登場することになります。
Sペンとは異なる新たな可能性
サムスンの「Sペン」はすでにメディア操作やプレゼンテーションのスライド送り、ズーム機能などを備えていますが、異なるデバイス間でコンテンツを移動させる機能はありません。一方で、このスマートリングがその役割を担う可能性があります。
特許には「複数のデバイス間で自然な画面の連続性を提供する」という技術の「効果」についても記載されています。特許図面からも分かる通り、この機能を実現するには、スマートリングと接続するデバイスが同じWi-Fiネットワーク上にある必要があるようです。
実現はいつ?
とはいえ、この特許技術が実際に製品化されるかどうかはまだ分かりません。現時点で市場に出回っているスマートリングは、主に心拍数や睡眠トラッキングなどの健康管理機能に特化しており、まだ発展途上の段階です。サムスンがこの新しいGalaxy Ringをどのような形で実現するのか、今後の展開に注目です。
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