Nothing Phone (3)は来年リリース 生成AI開発競争への本格参戦を宣言

イギリスの新興スマートフォンブランド、Nothing Technology。

奇抜なデザインと、比較的コスパの高いスペック・性能でゆっくりではありますが、徐々にユーザーを獲得しているという印象です。

そんなNothing社のCEOが次世代モデルやそれに搭載される機能など、今後の製品展開関するコメントを公開しました。

以下はCarl Pei氏のコメントを翻訳したものです:

AIに関する話題が多く取り上げられています。一部は素晴らしいものであり、一部は混乱を招くものもあります。新しい企業がユーザー体験やフォームファクターを再考するのを見るのは素晴らしいことです。しかし、スマートフォンが今後も主要な消費者向けAIのフォームファクターであり続けることに疑いはありません。40億以上のユーザーと毎年10億台以上のスマートフォン出荷という数字がそれを物語っています。

スマートフォンの使い方を再定義する必要があります。現在のユーザー体験は10年以上進化していません!次の時代には、高度に個別化され、動的でクロスデバイスのインターフェースが必要です。また、技術とのやり取りがより安心できるような人間的なつながりを生み出すものである必要があります。

この2ヶ月間、私たちはAIインタラクションのデザインとプロトタイプ作成に取り組んできました。今日は、私が話している内容をより具体的に理解していただくために、いくつかの初期のコンセプトをお見せしたいと思います。これは改良され、来年Phone(3)から段階的に導入される予定です。ハードウェアとAIを有用かつ人々に笑顔をもたらす方法で統合することが重要です。

過去3年半にわたり、私たちはエンドツーエンドの能力を確立するために忙しくしてきました。私たちはこの10年で唯一スマートフォン事業を立ち上げた企業であり、これまでに多くの進歩を遂げてきました。また、会社内に素晴らしいUXとソフトウェアとハードウェアの緻密な統合を重視するクリエイティブな文化を育んできました。そして、安定性を達成し、堅実な成長計画を持つ中で、私たちはギアを切り替える準備ができました。

これは私たちが消費者向けAIレースに参加する決意表明です!

要は、Nothing社もスマートフォンへの搭載を前提としたAI開発競争へ本格参戦する意思表明といったところで、次世代フラッグシップ、Nothing Phone (3)が最初にそのAI機能を搭載する機種となる模様です。

ただ、コメント内にはPhone (3)に関して「来年」とあり、この件について9TO5GoogleはNothing社からのメールで同モデルのリリースが2025年になることを確認した、とのこと。

つまり、今年はNothingのフラッグシップはリリースされないということになり、おそらく今後、今年中にリリースされるのは近々発表されると言われているCMP Phone (1)のみである可能性が高そうです。

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