
OPPOは、新型スマートフォン「Reno 14シリーズ 5G」のグローバル展開を正式に発表しました。中国市場での先行発売を経て、まもなくマレーシアをはじめとした他地域でも順次発売される予定です。グローバルモデルでは、ホワイト、ブルー、グリーンの3色展開が予告されており、洗練されたデザインと最新機能を兼ね備えたミッドレンジの注目機種として注目を集めています。
スタイリッシュな新デザインとAI機能を強化
Reno 14シリーズは、薄型ボディに「グラデーションオーラデザイン」や「イリディセント・マーメイドデザイン」といった独自の美しい外観処理が特徴です。また、AIを活用した写真・動画撮影機能にも力が入っており、「AIフラッシュフォトグラフィー」や「AIエディター 2.0」などを搭載。OSにはAndroid 15をベースとしたColorOS 15が採用されると見られています。

エコシステム製品も続々登場予定
OPPOは、Reno 14シリーズと同時に複数のエコシステム製品も準備中です。グローバル公式サイトではすでに以下のデバイスが掲載されており、スマートフォンと連携する製品群として注目されています。
- Watch X2 Mini(スマートウォッチ)
- Enco Buds 3(完全ワイヤレスイヤホン)
- Pad SE(タブレット)
Pad SEはすでにマレーシアで販売中であり、Reno 14シリーズのグローバル展開に合わせて他市場でも発売される可能性があります。
グローバルモデルにはDimensity 8450を搭載か
Geekbenchの情報によると、Reno 14 ProのグローバルモデルにはMediaTek Dimensity 8450チップセットが採用されており、12GBのRAMとAndroid 15を搭載する構成となっています。ハイパフォーマンスを求めるユーザーにも応えられる仕上がりになりそうです。
中国版のスペックから見えるReno 14の実力
中国市場向けに発売済みのReno 14は、6.59インチのフラットLTPS OLEDディスプレイ(1.5K解像度・120Hzリフレッシュレート)を採用。最大輝度は1200ニトで、IP66/68/69等級の防塵防水性能も備えています。背面にはベルベット調の強化ガラスを使用し、厚さ7.32mm・重量187gとスリムな設計です。
SoCにはDimensity 8350を採用し、最大16GBのLPDDR5Xメモリ、1TBのUFS 3.1ストレージまで構成が可能。6000mAhの大容量バッテリーは80Wの急速充電に対応し、冷却機構として「ナノアイスクリスタルヒートシンク」を搭載。一般的なグラファイトシートと比較して3倍の放熱効率を誇るとされています。
カメラは、5000万画素のSony製メインセンサー(OIS付き)、800万画素の超広角、**5000万画素のペリスコープ望遠カメラ(3.5倍ズーム対応)**のトリプル構成。フロントカメラも5000万画素で、Live Photo、4K HDR to Live変換、CCD風エフェクトなど新機能も豊富に用意されています。
上位モデル「Reno 14 Pro」ではさらに充実の構成
Reno 14 Proは6.83インチの大型OLEDディスプレイを搭載し、Dimensity 8450チップによってさらに高い処理性能を実現。最大16GB RAM / 1TBストレージの構成に加え、6200mAhバッテリーを内蔵し、80W有線・50W無線充電に対応しています。
正式なグローバル販売日こそまだ発表されていないものの、OPPOが次世代のスマートフォンとその周辺機器を一挙に投入する姿勢は鮮明です。洗練されたデザイン、AIを活用したカメラ機能、最新SoCや大型バッテリーなど、Reno 14シリーズは多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるはずです。今後の発表にも注目が集まります。