3月に国内版のRedmi 12 5Gに提供が開始されたHyperOSことAndroid 14アップデート。
エントリーモデルにも関わらず、迅速なバージョンアップ提供には少し驚きましたが、このRedmi 12 5GでHyperOS/Android 14へのアップデートが原因と思われるパフォーマンス低下の可能性がでてきました。
事の発端は手持ちのサブ機として使っているRedmi 12 5GがHyperOS/Android 14へアップデート以来、動作が遅い・カクつくようになったこと。
そして気になったので、Geekbench 6でアップデート前(Android 13)の時のRedmi 12 5Gとアップデート後(HyperOS/Android 14)のベンチマークスコアを統計的に比較してみました。
Android 14アップデート前後のRedmi 12 5Gのベンチマーク性能比較
ぱっと見では分かりにくいのですが、両バージョンの各50回分のスコアの平均をとると:
Android 13 | Android 14 | |
シングルコア平均 | 876 | 859 |
シングルコア標準偏差 | 45 | 56 |
マルチコア平均 | 1858 | 1731 |
マルチコア標準偏差 | 177 | 277 |
シングルコアの数値は誤差の範囲内とも言えますが、マルチコアの平均は120以上のスコア差がでており、これは統計的にも十分優位だと思われます。
また、気になるのはAndroid 14アプデ後の同モデルではスコアの標準偏差、つまりばらつきが大きくなっており、これはシステムの性能の安定性が低くなっていることを示しています。
よって、ベンチマーク性能を見る限り、Redmi 12 5Gの性能は若干下がったという可能性が濃厚です。
ソース:Geekbench
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