
Xiaomiが次に送り出すタブレット「Pad 7 Ultra」は、まだ正式発表前にもかかわらず、すでに大きな注目を集めています。自社開発の最新プロセッサ「Xring O1」を世界で初めて搭載する予定で、その性能と仕様から“ウルトラ”の名に恥じないフラッグシップモデルとなりそうです。
14インチOLEDでiPad Proに真っ向勝負
「Pad 7 Ultra」は、14インチの大型OLEDディスプレイを採用。これは、同時期に登場する予定のApple M4搭載iPad Pro(13インチ)よりも一回り大きく、ディスプレイ品質でも勝負を仕掛ける構えです。
中国の著名なリーカーであるDigital Chat Stationによると、Xiaomiはこのディスプレイ仕様を“業界トップ水準”に引き上げるべく、あえて高コストな設計を選んだとのこと。その自信の現れか、Xiaomiは「Pad 7 Ultra」を“他にはない唯一無二のタブレット”として打ち出しています。
修理費はiPad Pro並み、もしくはそれ以上?
一方で、高級仕様には当然ながらリスクも伴います。Digital Chat Stationは、ディスプレイなどの部品コストだけで2,000元(約4万円)以上になると予想。保証対象外でディスプレイを交換する場合は、5,000元(約10万円)を超える可能性があると指摘しています。
これはAppleのiPad Proにおける中国国内での修理費用を参考にした試算ですが、「Pad 7 Ultra」でも同等レベルの価格帯になると見られています。
予約特典の保険は加入必須レベル?
なお、「Pad 7 Ultra」は早ければ2025年5月22日から予約受付が開始される見込みです。販売開始に合わせて、故障時の修理費をカバーする専用の保険オプションも提供される予定で、リーカーは「この保険には加入しておくべき」と強く勧めています。
ハイスペックゆえの高価格設定、そして高額な修理費──それでも、Xiaomiが送り出す新たな「Pad 7 Ultra」は、プレミアムタブレット市場に新たな風を吹き込む存在となりそうです。タブレットに妥協を許さないユーザーにとって、この製品は検討に値する1台となるかもしれません。