ZTEが3万円台の低価格ゲーミングスマホ「Nubia Neo 3 (GT)」発表

中国のスマートフォンメーカーZTEが、低価格帯のゲーミングスマホ「Nubia Neo 3 5G」および「Nubia Neo 3 GT 5G」を発表しました。価格を抑えつつも、RGBライティングやVapor Chamber(ベイパーチャンバー)冷却を搭載するなど、ゲーミング仕様を意識したモデルとなっています。

低価格ながら本格的なゲーミング仕様

ZTEは、MWC 2025(モバイル・ワールド・コングレス)にて、これらの新モデルを正式発表しました。欧州での価格は「Nubia Neo 3 5G」が€249(約4万円)、「Nubia Neo 3 GT 5G」が€299(約4.8万円)と、ゲーミングスマホとしては手が届きやすい価格設定となっています。

両モデルの主な違いは、搭載チップとメモリ容量にあります。

  • Nubia Neo 3 GT 5GUnisoc T9100チップ、12GB RAM
  • Nubia Neo 3 5G(無印):Unisoc T8300チップ、8GB RAM

パフォーマンスを求めるなら、GTモデルがより快適なゲーミング体験を提供しそうです。

ディスプレイやバッテリーも大容量

ディスプレイは6.8インチと大型で、どちらのモデルも120Hzのリフレッシュレートをサポート。違いとしては、GTモデルがOLED(有機EL)を採用し、最大1,300ニトの輝度を実現するのに対し、無印モデルはLCDで最大1,000ニトにとどまります。

また、バッテリーはどちらも6,000mAhと大容量ですが、充電速度に差があり、GTモデルは最大80Wの急速充電に対応。一方、無印モデルは最大33Wに制限されています。

ゲーマー向けの機能も充実

このシリーズの特徴の一つが、ゲーミング体験を向上させるキャパシティブトリガーボタン(感圧式のショルダーボタン)です。スマホをゲームコントローラーのように扱うことができるため、シューティングゲームやアクションゲームをプレイする際に便利です。

さらに、両モデルとも本体デザインにはRGBライティングを採用し、視覚的にもゲーミングデバイスらしい仕上がりに。また、リニアモーターによる振動フィードバックも搭載されており、より没入感のあるプレイが可能になります。

加えて、発熱対策としてVapor Chamber(ベイパーチャンバー)冷却システムを採用。長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持できると期待されます。

コスパ最強のゲーミングスマホとなるか?

Nubia Neo 3シリーズは、5万円以下という価格帯でありながら、ゲーミングスマホに求められる基本機能をしっかり備えたモデルと言えます。特に、GTモデルのOLEDディスプレイや80W急速充電、12GB RAMといったスペックは、同価格帯の競合機種と比較しても魅力的です。

グローバルでの正式発売は3月末が予定されていますが、市場ごとの詳細な発売日は未発表。日本市場での展開についても、今後の情報に注目です。

「高価なゲーミングスマホは手が出しにくいが、ゲームを快適に楽しめるスマホが欲しい」という人にとって、Nubia Neo 3シリーズは有力な選択肢となりそうです。

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