「At a Glance」ウィジェットがコンパクトに、アプリやウィジェットの配置がより自由に
Googleは、Pixel向けにAndroid 16 QPR1（Quarterly Platform Release 1）ベータ版の第1弾をリリースしました。今月初めに披露されたMaterial Youの新スタイル「Material 3 Expressive」が盛り込まれたこのアップデートには、Pixelユーザーにとって嬉しいホーム画面の改良も含まれています。
Pixelのホーム画面が“ひと息つける”レイアウトに
今回のアップデートでは、長らくユーザーから「大きすぎる」と指摘されてきた「At a Glance（ひと目で確認）」ウィジェットがスリムになり、ホーム画面にもう1段分のスペースが確保されました。これにより、アプリやウィジェットの配置に余裕が生まれ、使い勝手が向上しています。
ベータ版をインストール後、最初の起動時には「ホーム画面のレイアウトが新しくなりました。アプリやウィジェットをより多く配置できます」といった内容のポップアップが表示され、変化をすぐに実感できる仕様になっています。
完全な非表示はまだ非対応だが、一歩前進
Pixelユーザーの間では、「At a Glance」ウィジェットを完全にオフにしたいという要望がこれまでも多く寄せられてきました。しかし、今回のベータ版でも完全な非表示オプションは実装されていません。それでも、サイズが小さくなったことで見た目の圧迫感が軽減され、ユーザーの不満に一定の対応がなされた形です。
ロック画面でも同様の調整が
さらに興味深いのは、ロック画面上の「At a Glance」も同様にコンパクト化されている点です。これは、今後導入予定のロック画面ウィジェット対応に備えた調整と見られています。Googleはすでに、Android 16 QPR1でロック画面にもウィジェットを配置できるようになると明言しており、より自由なカスタマイズが可能になることが期待されます。
今後の正式リリースにも注目
今回のベータ版は、Pixelユーザーにとって日常的な使いやすさを見直すきっかけになるアップデートです。細かな調整ながらも、ホーム画面の自由度向上や新デザインの導入など、日々の操作感に直結するポイントがしっかりと押さえられています。今後の正式リリースで、さらなる改善やカスタマイズオプションの拡充があるのか、引き続き注目が集まりそうです。
