Galaxyシリーズに今夏「Android 16」登場へ――One UI 8は5月末からベータ開始の見通し

Googleが先日開催した開発者向けイベント「The Android Show: I/O Edition」において、Androidエコシステムの最新情報が発表されました。その中でも特に注目を集めたのが、Android 16が今夏よりGalaxyスマートフォンに提供開始されるというニュースです。

サムスン幹部が明言、「この夏中に配信開始」

Android公式YouTubeチャンネルで公開された動画内で、サムスン電子のスマートフォン企画部門副社長であるカン・ミンソク氏が、GalaxyシリーズにおけるAndroid 16(One UI 8ベース)の今夏リリースを正式に認めました。

この発表は、近年アップデートの遅れが続いていたGalaxyユーザーにとっては朗報です。特に前回のOne UI 7では、他社がAndroid 15を順調に展開する中、サムスンはリリースを半年近く遅延。ユーザーからの不満の声も大きく、ブランドイメージに少なからず影響を与えました。

One UI 8の開発は順調、5月末にはベータ公開へ

今回のOne UI 8に関しては、こうした過去の教訓を踏まえ、すでに内部ベータテストがGalaxy S25シリーズで進行中と複数の関係筋が報告しています。一般向けベータ版は5月末までに公開される見込みで、夏の安定版提供に向けて十分な準備期間が確保されているようです。

なお、One UI 8は前バージョンと比べて大幅なUI変更などは少なく、比較的マイナーなアップデートとなる可能性が高いと見られています。これにより、テスト期間の短縮と安定版の早期リリースが実現しやすくなると予想されています。

今回は複数モデルでベータ対象拡大か

前回のOne UI 7ベータでは、当初Galaxy S24シリーズのみが対象となり、他モデルのユーザーからは不満の声が上がっていました。これを受け、サムスンは途中から対象端末を拡大するなど、対応の後手ぶりが目立ちました。

今回はその反省を活かし、One UI 8ベータは最初から複数モデルへの提供を視野に入れているとのこと。まずはGalaxy S25シリーズからスタートし、その後段階的に他モデルへと展開される可能性が高いと見られています。

今夏のアップデートに期待高まる

サムスンがOne UI 8をAndroid 16ベースで早期に展開する姿勢を明確にしたことで、ユーザーの期待は高まっています。過去の遅延を繰り返さないための対策が講じられていることもあり、今回はスムーズなアップデートが期待できそうです。

この夏、Galaxyユーザーにとっては新しい体験の始まりとなるかもしれません。今後のベータ展開や正式リリースのタイミングにも注目が集まります。

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