本日6月9日、auがGalaxy S24/S24 UltraおよびZ Fold6/Z Flip6に対し、Android 14→15へのメジャーアップデート提供を開始しました。One UIも6から最新版の7へと大幅に刷新され、端末の雰囲気が一新されています。
対象モデルとアップデート内容

- Galaxy S24(SCG30)
- Galaxy S24 Ultra(SCG31)
- Galaxy Z Fold6(SCG28)
- Galaxy Z Flip6(SCG29)
いずれもOSはAndroid 15へ、One UIは7.0にバージョンアップ。セキュリティパッチレベルは2025年5月まで適用済みです。
SIMフリー版よりも早いau版
6月9日時点で、SIMフリー版(SM-S921Q/SM-S928Q/SM-F741Q)はまだAndroid 15への更新が行われていません。これらのモデルは2月以降アップデートがなく、セキュリティパッチレベルは2025年1月止まりです。Galaxy Z Fold6(SM-F956B)も5月にセキュリティのみ更新されたものの、OSは依然Android 14のままです。
海外では4月からAndroid 15配信が始まっていることを考えると、au版の対応はむしろ迅速だと言えるでしょう。
ドコモ版とタブレットの状況
ドコモ版Galaxy S24シリーズはまだAndroid 15の案内がありません。過去のAndroid 14アップデート時も、au版から1か月以上遅れて配信された経緯があります。
一方、Galaxy Tabシリーズは5月中にすでにOne UI 7(Android 15)へ更新済みです。Galaxy Tab S9 FEは直営モデルで完了しているものの、au版Tab S9 FE+(SCT22)は未対応となっています。
日本向けローカライズが影響か
SIMフリー版やドコモ版の遅れは、FeliCaやおサイフケータイなど日本特有機能への最適化が影響している可能性があります。One UI 7はUIの大幅変更を含む大型アップデートであるため、キャリア・SIMフリーモデル問わず、国内向けの検証に時間を要していると考えられます。
今後の見通し
au版が先行したことで、SIMフリー・ドコモ版ユーザーは少々ひやひやするところですが、まもなく全モデルにAndroid 15が行き渡るでしょう。通常の流れであれば、今月中にはSIMフリー版およびドコモ版にも配信が始まる見込みです。大幅なUI刷新を伴うOne UI 7だけに、慎重ながらもスムーズな導入を期待したいところです。