
Googleが2025年後半に投入予定とされる「Pixel 12」シリーズのコードネームが、早くもリークされました。今回の情報は、スマートフォンのハードウェア開発が数年先を見越して進められていることを示す一例と言えるでしょう。
Pixel 12シリーズのコードネームは「霊長類」がテーマに
リーカー「Mystic Leaks」によると、Pixel 12シリーズは以下のような構成になるとされています:
- Pixel 12:Galago(ガラゴ)
- Pixel 12 Pro:Sasquatch(サスカッチ/ビッグフット)
- Pixel 12 Pro XL:Silverback(シルバーバック/ゴリラの大型雄)
- Pixel 12 Pro Fold:Capuchin(カプチン猿)
いずれも霊長類にちなんだ名称が与えられており、サイズの大きいモデルに「Silverback」が割り当てられている点など、ネーミングの意図も明確です。なお、「Sasquatch」は神話上の存在とされるため厳密には霊長類とは言えませんが、その存在感の大きさから名付けられたと考えられます。
各世代でテーマを変えるGoogleの命名ルール
Googleは過去のPixelシリーズにおいて、世代ごとに異なる動物カテゴリーをコードネームのテーマとして採用してきました。以下はその一例です:
- Pixel 6:鳥類
- Pixel 7:猫科
- Pixel 8:犬種
- Pixel 9:爬虫類
- Pixel 10:馬(Equines)
- Pixel 11:クマ(Bears)
- Pixel 12:霊長類(Primates)
この流れを見る限り、Pixel 13ではさらに異なる動物群が採用される可能性もあり、今後の命名にも注目が集まります。
4モデル構成は継続の見込み
コードネームから読み取れる限り、GoogleはPixel 12シリーズでも以下の4モデル体制を維持する方針のようです:
- ベーシックモデル(Pixel 12)
- フラッグシップモデル(Pixel 12 Pro)
- より大きな上位モデル(Pixel 12 Pro XL)
- 折りたたみ型(Pixel 12 Pro Fold)
GoogleはすでにPixel 10シリーズでコンパクトなフラッグシップ機の市場反応を収集しており、それをもとにPixel 11および12でラインナップの微調整が行われる可能性もあります。
発売はまだ先でも、動きはすでに始まっている
今回のリークは、Pixel 12シリーズの正式発表がまだ2年も先であるにもかかわらず、開発が着実に進んでいることを示しています。コードネームや構成は今後変更される可能性もありますが、現時点での情報から見えてくるのは、GoogleがPixelブランドにおける製品の多様化と進化を止めていないという事実です。
市場のニーズを見極めながら、Googleがどのような戦略でPixelシリーズを展開していくのか、引き続き注目が集まりそうです。