
Redmiが本格的なゲーミングタブレット市場に参入するようです。同社の製品マネージャーであるXinxin Mia氏が、中国SNS「Weibo」で意味深な投稿を行い、ファンの間で期待が一気に高まりました。投稿では、高性能なコンパクトタブレットを求める理由について問いかける形で、新製品の存在をほのめかしています。
K80 Ultraと同時発表の可能性も
Redmiのこの新型ゲーミングタブレットは、2025年6月に中国で発表予定の「Redmi K80 Ultra」スマートフォンと同時に登場するとの見方が有力です。過去のリーク情報とも一致しており、製品名は明かされていないものの、ディスプレイサイズは8.8インチとされ、コンパクトで持ち運びしやすいゲーミング端末となる模様です。

ライバルはLenovo Legion Y700(第4世代)やRed Magic
Redmiの新製品がターゲットとする市場は明確です。それはすでに存在感を放つLenovoの「Legion Y700(第4世代)」や、ゲーミングブランドRed Magicのタブレットです。
Lenovo Legion Y700(第4世代)は今月登場したばかりで、8.8インチLCDディスプレイ、Snapdragon 8 Eliteチップを搭載。一方、Red Magicの次期モデルは9インチOLEDディスプレイに同じSoCを搭載し、冷却ファンまで内蔵していると報じられています。
高リフレッシュレート×高性能チップを搭載予定
Redmiのタブレットもこれらに真っ向勝負を挑むだけのスペックが用意されると見られています。リークによると、8.8インチ・3K解像度のLCDパネルに最大165Hzのリフレッシュレートを搭載。長時間のプレイでも疲れにくい筐体設計が特徴です。
内部には、MediaTekの最新ハイエンドチップ「Dimensity 9400+」を採用。このチップは、Redmi K80 Ultraにも搭載される見込みで、ゲーミング性能には大いに期待が持てます。
そのほか、X軸リニアモーターを2基、USB-Cポートを2つ、ステレオスピーカーを搭載し、ゲーム中の振動・音響・接続性にも抜かりありません。さらに、7,500mAhの大容量バッテリーは**「バイパス充電」に対応**しており、長時間プレイ中でもバッテリーへの負荷を抑える工夫がされています。
Redmiはこれまで、コストパフォーマンスの高い製品で知られてきましたが、今回のゲーミングタブレットは本格的なゲーム体験を提供する“本命モデル”として登場しそうです。LenovoやRed Magicといった強力なライバルと肩を並べる一台になるのか、正式発表が待たれます。