
アップデートで進化したUIの裏に、思わぬバグが…
2025年5月に配信が始まった「Android 16 QPR1」は、UIの刷新やカスタマイズ性の向上といったポジティブな進化が評価されている一方で、軽微ながら気になる不具合も報告されています。その中でも一部のユーザーに影響を与えているのが、「新しくインストールしたアプリのアイコンがホーム画面に表示されない」という現象です。
設定は有効なのに、アイコンが追加されない
通常、Playストアからアプリをインストールすると、完了と同時にそのアプリのアイコンがホーム画面に自動追加されます。これは「ホーム設定」にある「アプリをホーム画面に追加」オプションが有効になっていれば、当然の挙動です。
ところが、Android 16 QPR1ではこの設定がオンになっていても、新しくインストールしたアプリがホーム画面に現れないという報告が複数寄せられています。筆者も実際に複数の端末で検証したところ、同様の現象が再現されました。
なお、この設定は「ホーム画面を長押し → ホームの設定 → アプリをホーム画面に追加」から確認できます。初期状態で有効になっているため、意図せずこの不具合に気づくユーザーも少なくないようです。
機能自体に影響はなし、アプリは正常に使用可能
この不具合はホーム画面にアイコンが追加されないだけで、アプリ自体がインストールされていないわけではありません。アプリ一覧(ドロワー)にはきちんと表示され、通常通り起動・使用することができます。そのため、日常的な利用に大きな支障は出ないと考えられます。
Googleの対応に期待
現時点でGoogleから正式なアナウンスはありませんが、こうした小さなバグも積極的に修正してきた実績を持つ同社だけに、近いうちに修正パッチが配信される可能性は高そうです。UI周りの調整が行われたばかりのタイミングでもあるため、こうした不具合はアップデートの過渡期では避けられない部分とも言えるでしょう。