
2026年の登場が見込まれるSamsungの次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S26 Ultra」について、新たな情報が浮上しています。注目されているのは、カメラユニットの薄型化に関する動きです。
従来モデルではカメラ部分の出っ張りが気になるという声もありましたが、Samsungはこの課題に真正面から取り組み、よりスマートなデザインを目指しているようです。
カメラユニットを刷新、端末のスリム化が現実に
韓国メディア『The Elec』によると、Galaxy S26シリーズではこれまでよりも薄型のカメラモジュールが採用される可能性が高いとのことです。開発を担当しているのは、サムスングループの関連企業であるSamsung Electro-Mechanics。同社は、カメラモジュールや半導体部品の開発を手がける専門メーカーです。
今回の新モジュールでは、「インクジェット印刷技術」を活用して、レンズ内部の“ゴースト”や“フレア”といった光学ノイズを抑える層を従来よりも薄くすることに成功。これまでこの目的のために使用されていたフィルムを廃止することで、複数のレンズをよりコンパクトに組み込むことが可能になります。
スマートフォン内部で最も厚みをとるパーツのひとつがカメラモジュールであることを考えると、今回の技術革新は筐体全体のスリム化につながる大きな一歩と言えるでしょう。なお、Samsungはこの技術に関して2018年の時点で特許を取得済みとのことです。
薄型化だけでなくカメラ性能にも注目
Galaxy S26 Ultraのカメラ構成に関しては、今年3月以降、いくつかの異なるリーク情報が飛び交っています。
一部の情報では、「3眼構成」へのシンプル化が検討されているとのことで、具体的には200メガピクセルのメインカメラ、50メガピクセルの超広角カメラ、さらに200メガピクセルの4倍望遠カメラという組み合わせが試されていると伝えられています。
一方、別のリークでは、従来の4眼構成を維持しつつ、すべてのカメラをアップグレードする方針であるとも報じられました。もしこのパターンが採用された場合、メインカメラは可変絞り(f/1.4〜f/4.0)対応の200メガピクセルセンサーとなり、加えて50メガピクセルの超広角、50メガピクセルの望遠、そして50メガピクセルのペリスコープ(潜望鏡型)望遠カメラが搭載される可能性があるようです。
発表は2026年、さらなる情報に期待
Galaxy S26シリーズの正式発表は早くとも2026年第1四半期と見られており、それまでは噂レベルの情報が続くことが予想されます。
とはいえ、今回明らかになった新型カメラモジュールの導入が現実となれば、見た目のスッキリさと機能性の両立が実現し、Galaxyシリーズの中でも新たなデザイン転換点となる可能性があります。
高性能を誇るUltraモデルが、デザイン面でも一段と洗練される日が近づいているのかもしれません。今後の続報にも注目です。